いかがお過ごしですか?
今日は、題名の通り、水槽を畳んだお話をします。
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水槽を畳もうと思った理由 大地震と長期停電
まず、辞めようかと思った大きな理由に、先の大地震があります。
幸い、水がこぼれる程度で被害は済んだのですが、もし、水槽台を耐震強化していなければ、水槽台が倒れ、上に乗っている水槽が、当然、落下し、150リットルの水が床一面に広がっていたと思います。
もしくは、水槽台ごとひっくりかえっていたかも。
また、水のこぼれる方向が、もし、電気配線の方だったら、漏電し、火事を引き起こしていたかも知れません。
僕は一人で住んでいるわけではなく、一家の主です。嫁さんと子どもがいます。もし、趣味ごときで、家族を困らせるようなことになれば…。
また、その後、台風による停電で、水槽の生体がほとんど死滅する事態に…。
どちらかというと、この停電が決定打になった感じです。
そんなこんなで、大きい水槽を畳み方、なぜ水槽を畳もうかと思ったかについて、お話していきたいと思います。
アクアテンションの急激な低下
ニシキヤッコ・スミレヤッコ・シマヤッコの3大ヤッコ(勝手に呼んでいるが)の飼育を目標に掲げ、見事、成功しました。

その頃は、アクアテンションもものすごく高く、毎週水替えなんかをしていたのですが、地震以降、地震で崩れたレイアウトを直すのも、なんかめんどくさくなり、2~3か月水替えもしない時期が続きました。
レイアウトは直したのですが、水替えをしないと、元気だったサンゴも白化し(そもそもヤッコが食いよる)、余計にやる気がなくなります。
で、水質悪化なのか、病気が発生したのか、今までサンゴを食べて生きていたのか(スミレはエサバク食いでしたが、ニシキは食べているところを見たことがなかった)わからないですが、ニシキがお亡くなりになり、後を追うようにスミレもお亡くなりになってしまいました。
3大ヤッコ自体の混泳は、個体さえしっかりしていれば大丈夫という確信を得たのですが、さすがに、水替えなどの手入れを怠れば、元気な魚も死に至ります。
インドネシアのサンゴ輸入禁止に伴うあれこれ
インドネシアのサンゴの輸入がストップしたのは、皆さんご存じかと思います。
ほとんど、インドネシア産のサンゴでショップは構成されていたので、ショップのストックがどんどん減っていくのが素人目にもわかりました。
で、一番きついなと思ったのが、近くのアクアテイラーズの、海水コーナーの規模縮小です。
お店のブログには「レイアウト変更しました!」みたいに明るく書いてあったんですが、結局、置くサンゴがなくなって、ストック水槽が空になる→から回ししても仕方がない→水槽を撤去する、みたいな感じだと思います。
ただでさえ、やってる人が少ない海水アクアなのに、さらに、門戸が狭まったような気がして、心にむなしい風が吹きました。
規模縮小してから、お店にいくのもなんか辛くなりました。
さすがに、アクアテイラーズは店舗もしっかりしていて、淡水コーナーも充実しているので、経営うんぬんに問題はないかと思うのですが、サンゴ専門に扱っているショップとかは、今後どうなるんでしょうね?
オージー入れたり、沖縄産入れたりするんでしょうが、限界があるんじゃないかと推測しています。
アクアに詳しい人に話を聞くと、インドネシア産も入れようと思えば入れれるらしいんですが、輸入の際、ワイロ的なものを渡して、いわば密輸みたいな形で、入ってくることは入ってくるという話だったんですが、当然、産地はインドネシアとは書けないでしょうし、値段も、そのワイロ部分が乗っかってきて、高騰するんじゃないかと思っていますが、実際どうなんでしょうね?
僕はサンゴ中心にやってたわけではないですが、やっぱり、狭い門戸をより狭くしている気がして、とっても悲しいです。
カタオカ、水槽やめるってよ
以上のような理由で、アクアテンションはどんどん低下していき、水槽のガラス掃除はするものの、水槽に手を入れるのもめんどくさい、水替えなんか、もっとめんどくさい状態です。
本当に、いつから水替えしてなくて、スキマーの掃除もしてなくて、ウールマットも交換してないやろ?って状態でした。
結局、アクアテンションが低下すれば、色々問題が出てきます。
趣味のものなので、自分のやる気がなくなれば、当然、辞めようかなって意識が出てきます。
淡水水槽、そして今の海水水槽を含め、アクアを辞めようかなと思ったのは初めてでした。
水槽の畳み方を考えてみた
いざ辞めるにしても、この水槽をどないすんねん?って話になってきます。
ライト・クーラー・スキマー・水流ポンプなんかは、きれいにしてオークションに出せば、結構な値段で売れます。
水槽本体は?
こんなもん、オークションに引き取り限定で出して、取りに来てもらうか、粗大ごみに出すしかないわな。
魚は?ショップに引き取ってもらうか、やったことないけど梱包して発送するか?
いっそ全部セットにして売りさばくか?
いや~、いやいや、ちょっと待て。
この水槽の場所をリビングに確保するのに、どれだけの労力を使い、嫁さんと交渉し、勝ち得た陣地なのに、簡単に明け渡すのか?
いや、まぁ、家が広くなっていいんですけどね。
魚をショップで引き取ってもらうだ?
海水水槽を始めて4年近く、手抜きで失敗することはありますが、意味不明で失敗することも少なくなりました。失敗して辞めようと思ってるわけじゃないんです。

ただ、冒頭にも書いた通り、自分のこんな趣味のために、家族を危険に。
普通にやってれば危険はないと思いますが、さすがにあの地震と停電の後では…。
とにかく、水槽は、始めるのは簡単ですが、やめるのは相当な覚悟と、水槽が大きければ大きいほど、大変です。
実際、どのようにして水槽を畳んだか?
そんな時、友達から1本の電話がありました。
友達は、僕と同じ看護師仲間&海水魚仲間で、新しく訪問看護ステーションを立ち上げるそうで、水槽を自宅と、もう一つ増やしたいと相談してきました。
僕「僕、水槽辞めようかと思ってんねんけど、この水槽いるか?中身も含めて。」
友達「おおおおお!いるいる!!」
最高の解決策でした。
水槽をバラすこともなく、生体をショップに持っていくでもなく、友達が、僕の意思を引き継いで水槽、やってくれることになりました!
そして、水槽をバラして、生体を移して、友達の家までお引越し。
ちなみに、水槽はクソ重く、おっさん2人がかりで作業しました。

そして、我が家からの水槽引き上げから、友達の事務所での水槽の再立ち上げ。
夜通しの作業で、終わった頃には朝になっていました。
アクアは、始める時より、辞める時の方が難しいと感じました。
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