みなさんは日常でIT技術に触れたことはありますか?
実は意識したことがなくても必ず触れています。
例えばスマホはIT技術の集約された道具です。
様々なアプリや機能を呼び出して使うことができます。
あなたの家でも電子レンジや冷蔵庫などプログラムが内蔵された電子機器も当たり前のように存在しているはずです。
IT技術は近年、最も発展している分野と言えます。
当然、それに関わる資格も価値が高まってきているのです。
IT知識はこれからの世界で特に重視される知識です!
・基本情報技術者はこれからの未来必要なITの基礎資格
・効率的で無駄がない勉強をしよう
・より深い知識を得るならプログラミングスクールを利用する
基本情報技術者とはどんな資格?
基本情報技術者は、国家試験の情報処理技術者試験の中でも、最も初級の資格です。
これからプログラミングやITを学ぶ上で必要な知識を体系的に抑えることができます。
現代社会ではIT企業に勤めていなくても、システムの知識が求められる機会が増えてきていますので、今後ますます需要が高まる資格と言えます。
基本情報技術者試験の難易度・合格率と勉強時間
基本情報技術者の資格は合格率20%~25%程度。
勉強時間は50~200時間が平均的と言われています。
実際に私が無知識の状態から合格したときも200時間程度学習して、
1回で合格しています。
合格率は低いように見えますが、受験資格がなく、
勉強なしで受験する人も多いため、想像よりも簡単に感じる方が多いです。
一方で試験範囲は広く、暗記が必要な部分もあるので、
ある程度の試験時間は必要となります。
基本情報技術者試験の日程
基本情報技術者の試験は年に2回開催されています。
上期(4月)、下期(10月)の2回になり、申し込みはそれぞれ前月からとなりますので、間に合うように準備しましょう。
2022年上期の日程例
試験科目 | 申込期間 | 試験実施期間 |
午前試験 | 令和4年3月1日(火)~5月19日(木) | 令和4年4月1日(金)~5月24日(火) |
午後試験 | 令和4年3月1日(火)~5月24日(火) | 令和4年4月1日(金)~5月29日(日) |
基本情報技術者試験を受験するメリット
- IT技術者としての基礎知識があることを証明できる
- 就職や転職で有利になる
IT技術者としての基礎知識があることを証明できる
基本情報技術者はITに関わる知識を体系的に学ぶことができる資格です。
資格があることでIT技術の基礎を学んだことが証明できるのが大きなメリットです。
就職や転職で有利になる
基本情報技術者の資格は国家資格です。
もしあなたと同じ条件の人が一緒に企業に志望された際に周りと差をつける要素となります。
毎回4万人以上が受験する知名度があるので、マイナーな民間資格よりも価値があると言えます。
実際に私は転職活動をしたことがありますが、保有資格に言及される機会は多く、
真摯に学ぶ姿勢をアピールしやすく感じました。
基本情報技術者試験を受験するデメリット
- 外資系企業など国際的評価を重視される企業には評価されない
- 上級資格に比べると取得者が多い
外資系企業など国際的評価を重視される企業には評価されない
基本情報技術者の資格は国家資格ですが、海外から見れば国際的な資格ではないので、日本国内での評価に比べるとかなり落ちます。
とはいえ、相互認証という制度を取っているため、アジア各国では評価されることも多いでしょう。
もし世界に通用する専門資格を取得するとしても基礎知識を抑えてからの方が効率が良いので、基本情報技術者を学ぶ意義は十分あるでしょう。
上級資格に比べると取得者が多い
基本情報技術者はめちゃくちゃ難しい資格ではありません。
そのため、上級の資格にあたる「応用技術者」や「高度技術の資格」に比べると評価は落ちます。
私自身は20代のうちに応用技術者もその上の高度資格も取得していますが、周りの評価も大きく異なります。
いずれは上級の資格を目指すとしても実務経験がない方や少ない方は基本情報技術者から取得することが有効と言えるでしょう。
ぜひ本資格の取得だけで満足せず、上級資格も目指してみましょう。
基本情報技術者のおすすめ参考書と勉強法
参考書は午前と午後の対策に分けてチェックしましょう。
午前対策
午前対策は大きく分けて「基礎知識を学習するステップ」と
「出題の傾向をつかむ」2ステップに分けることができます。
基礎知識を学習するステップ
基礎知識の学習には複数のテキストは必要ありません。
自分に合いそうな1冊を選び、繰り返し読み返しましょう。
この時選ぶコツとしては、イラストや図解が多く、
イメージがつかみやすいものを選ぶことです。
ただでさえ自分が知らない分野を学ぶのですから、
読むのに負荷がかかりにくいテキストが楽しく勉強を続けるコツです。
正直、午前試験は丸暗記でも合格はできます。
ですがその方法で勉強すると合格後に知識が伸びにくくなり、
仕事や実際のプログラミング技術の習得に苦戦してしまいます。
形だけの資格取得にならない方法を取るようにしましょう。
①令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室 (情報処理技術者試験)
基礎知識を学習する際には、図解やイメージを踏まえて説明されている参考書を選ぶことが重要です。
「栢木先生の基本情報技術者教室」ではゆるいねこのイラストで和みながらも必要な知識はわかりやすく抑えることができるので、おすすめです。
②キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
2つ目もイラストが豊富で分かりやすいテキストです。
かなり似た見た目で令和3年版、4年版と年度に合わせて出版されているので、
必ず最新のものを選ぶようにしましょう。
IT技術の変化は激しく、試験範囲が変わって学ぶ内容が変わることが多いためです。
出題の傾向をつかむ
出題の傾向をつかむステップでは問題集が有効的です。
参考書選びの重要な要素は解説が丁寧にされているかどうかです。
また、学習順序は計算問題を優先して進めるようにしましょう。
暗記問題は試験が近づいてから取り組んでも大丈夫です。
計算問題は午後試験でも活用しますので、深く理解するように学習しましょう。
①令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
パーフェクトラーニング過去問題では頻出問題がわかりやすく記載されており、
解説も丁寧です。
短い期間で要点を抑えるならおすすめの参考書です。
②極選分析 基本情報技術者 予想問題集 第4版 (予想問題集シリーズ)
他の過去問を十分押さえたら予想問題集が有効です。
これまでの学習内容を復習し、本番までの不安感を軽減することができます。
③WEBサイトで学ぶ
基本情報技術者.comでは過去問題をWEB上で解くことができます。
稀に回答が間違っていることがあるので、完璧ではありませんが、
無料で学習できるので他の参考書と合わせて使用すると良いでしょう。
午後対策
午前試験は暗記も多いのですが、午後試験はより深い理解が求められます。
また、選択問題となるので得意分野を見つけることをおすすめします。
もしあなたがプログラミング未経験ならエクセルマクロが狙い目です。
実用する機会が多く、問題も解きやすいことが多いからです。
①情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者[午後]
勉強時間を少なく、午後学習をするならこちらの参考書がおすすめです。
短い時間に重要な部分を学ぶことができるので、効率的に学習することができます。
②うかる! 基本情報技術者 [午後・表計算編] (日本経済新聞出版)
こちらの参考書は特に初心者におすすめで、
午後試験で表計算分野に特化して分かりやすく学ぶことができる参考書です。
ずば抜けて分かりやすいので、自信がない方には特におすすめの一冊です。
合わせてプログラミングプスクールに参加するのも有効
基本情報技術者の資格を勉強するとIT技術の初歩を学ぶことができます。
プログラミングの基本的な考え方を抑えることができるので、もし可能なら合わせてプログラミングスクールで実践してみることをおすすめします。
インプットだけでなく、実際に手を動かすことで習熟度が高まりやすいのです。
自分が作ったプログラムを自在に動かせるようになると本当に楽しいので、ぜひお試しください。
まとめ
IT化が激しく進む現代での、基本情報技術者の資格取得はあなたの人生に役立ちます。
どんな仕事をしていても近い将来、IT化の波は必ず訪れます。
そんなときに社内にITに詳しい人材がいないとき、資格保有者の意見が重視されることもあるでしょう。
自分自身の価値を高めるためにも、ぜひ資格取得を目指してください。
また、私自身は資格学習はメンタルの管理も重要だと思っています。
運動不足で日の光を浴びないと意欲が落ちやすいので、ハイキングやキャンプなどのアウトドアを楽しむこともおすすめしています。
>>ヤマノブログ「登山道具の選び方」がオススメです♪
友達や仲間ができ、勉強していることを表明しておくと、サボり癖も予防できます。
あなたの資格取得を応援していますので、一緒に頑張りましょう!
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