- 大企業エンジニア
- 雑用や部署異動で、集中してスキルアップできない💢
- ワークライフバランスは良いけど、このまま勤め続けられるのか不安💦
- 中小企業エンジニア
- ずっと同じ職場で同じ人と仕事。大企業で働かないと自分の視野が広がらない気がする!
- 大企業からもらった仕事しかできない。発注元の大企業は楽そうで良いな~
日々、SNSに上記のような話題が溢れています。
大企業エンジニアと中小企業エンジニア。
日本的な大企業のエンジニアはキャリア成長の機会が多いのか?それとも雑用が多いのか?
中業企業のエンジニアは大企業よりも大変なのか?
「隣の芝は青い」と言いますが、正に言葉通りの感情を持っているエンジニアが多いと思います。
実際の所どうなのかを、エンジニアとして大企業と中小企業の両方で4年以上働いたことのある筆者が徹底比較します!!
結論から言ってしまうと、成長機会や仕事の質が異なるため、どちらが良いという正解はありません。
大企業と中小企業では、エンジニアが社会で果たすべき役割、企業から求められる仕事の質が異なります。
下記のような人に是非読んで頂きたいです。
- 大企業に居続ける事に疑問や不安を感じている人
- 大企業から他社へ転職を考えている人
- 中小企業から大企業への転職を狙っている人
変化の時代、転職という選択肢が日本でも一般的になってきました。一方で転職はリスクが大きい行動なので、長期的な目線で情報を集めて自分が社会で果たしている役割を把握しておく事が重要です。
大企業エンジニアのメリット・デメリット
メリット
【◎】安心感がある
大企業と中小企業で最も違うのは部署階層の深さです。
部署階層が深いため、各部署の責任範囲は狭く、意思決定が遅いため社内の状況変化は緩やかです。
急激な変化が少ないためにエンジニアとしては安心感があります。
【◎】資金力がある
大企業は会社を説得することさえできれば、新しいツール、取り組み、スキルの習得に大きなお金をかける事が可能です。
「自分で稼ぐ前にお金を使える」というのは大企業ならではの大きな強みであり、お金を使えるのが当然だと思って仕事している大企業社員は本当に多いです。
デメリット
【×】意思決定が遅い
エンジニア視点で見ると、大企業ではやるべき事が見えてから行動に移せるまでのスピードが遅いです。
大企業で先端技術を開発し続けることは本当に大変な努力が必要になり、多くの大企業エンジニアは最先端の仕事を出来ていないと知りながらスピードアップできない、という葛藤を持ちながら仕事をしています。
【×】リスキリングを強要される
大企業では、母体となる事業そのものを戦略的に変える事があります。
例えば、今年まで家電を作っていた企業が、来年から自動車をやります!となるかもしれません。
大企業は資金力がありますので、エンジニアはリスキリング(再教育)して新しい事業に投入すれば良いと考えている経営層が多いです。近年では中途採用も積極的です。
エンジニアにとっては、意図しない変更を強要される事でキャリアの一貫性を失うことになりかねません。
【×】社内手続きや雑用の内向き作業が多い
大企業は何をするにも申請・承認です。
部署の役割が細分化されているため、何をするにも部署間調整です。
社外へ作業発注する事も多く、発注だけして技術者として手を動かしていない大企業エンジニアは非常に多いです。
企業にもよりますが、大企業でエンジニアとしての仕事をしている時間は50%以下で、社内のための内向き仕事が多いと思った方が良いでしょう。
中小企業エンジニアのメリット・デメリット
メリット
【◎】意思決定が迅速で柔軟
エンジニア視点で見ると、中小企業は会社の意思決定階層が浅いため少数の人を説得できれば自分のやりたいことが出来る可能性があります。
社内手続きも簡素で、中小企業でエンジニアとしての仕事をできる時間は大企業より多いと思って良いでしょう。
【◎】事業が小さい
事業が小さい事がメリットというのは意外かもしれません。
大企業は企業ブランドに即し、かつ社会にインパクトのある大きな事業を運営している事が多いです。
中小企業は特定の技術貢献を事業とし、技術力がそのまま企業ブランドになっている事が多いです。
つまりエンジニアにとって、自分の技術をそのまま事業化したい、自分の技術で稼ぎたい、と思うのならば中小企業が良いでしょう。
デメリット
【×】非常事態に会社の対応力が低い
仕事をしていると、不確実で事業のトップですら対策方法がわからない非常事態に直面することもあります。
大企業であれば豊富な資金力や国からの補助で上が何とかしてくれる事も多いですが、中小企業の場合は会社としての余力が少ないため現場の頑張り無しには立て直せないと思っていた方が良いです。
【×】活動資金が少ない
中小企業は資金力が無いので、いくら会社を説得できても先立つお金が無い場合も多いです。
新しい事をやる場合は自らの技術で資金を稼ぐ気概が必要です。
スキルの取得も自己責任で学び続ける必要があります。
【×】視野が狭くなる
中小企業では社員も少ないため、社内で得られる知見には限りがあります。
社外に情報を取りに行かず日々の自分の業務だけを見ていると、技術や社会への視野がどんどん狭くなります。
大企業エンジニアと中小企業エンジニアで変わらない点
ワークライフバランス
「大企業はワークライフバランスが良い!」と書いてあるブログ記事が本当に多いですが、それは10年以上前の幻想です。
確かに今も休日日数は大企業の方が若干多い傾向にあります。
しかし、残業時間や休日の拘束については大企業も中小企業も変わりません。
例えば昔はITエンジニアと言えば大企業による下請けの中小企業への圧力・搾取が横行していましたが、現代ではそのような実態はほぼ無いと思って良いです。
仮にITエンジニアで毎日深夜帰りで休日返上も強制される現場でしたら、迷わず転職先を探せば良い会社が見つかると断言できます。
学会での扱われ方
学会では活動者個人が評価されます。
もちろん仕事をもらう関係上で企業を意識することはありますが、学会の議論で所属企業はそこまで強く意識しません。
業界の競合同士が学会で真剣に議論している事も珍しくありません。
1人の個人として学会でエンジニアスキルをアピールするという点では、大企業と中小企業の差は小さいです。
平均給与
平均給与は業界や仕事の質によって大きく左右されます。企業の規模だけを見ていると失敗します。
良く話題になる半導体業界や建築業界など、その時の業界全体の勢いによって仕事の需要は変化し、給与も変わります。
仕事の質は解決する課題が上流工程である程、需要に対して競合が少ない仕事である程、給与が高い傾向があります。
中小企業は給料が低い!と思い込んでいる要因は、下流工程(単純なソフトウェア開発作業など)の企業ばかりを見ているためです。
まとめ:変化に備えて継続スキルアップ
今回の記事では現役エンジニアの視点から大企業エンジニアと中小企業エンジニアのメリット・デメリットを書かせて頂きました。
大企業と中小企業では、エンジニアが社会で果たすべき役割、企業から求められる仕事の質が異なります。
約40年も過ごす社会人生活ですが、40年継続が約束された職場は絶対にありません。
10年に1回はスキルチェンジや転職をしなければならないと思っていた方が良いでしょう。
下記のような活動を無理なく続けていく事がエンジニアとして社会を生き抜くコツです。
- 定期的に自分を振り返り
- 今は役に立たなくても人脈は大事にする
- 学会や勉強会などフェアな場で交流しエンジニアとしての感覚を養う
- 手軽な学習コンテンツで無理なく学び続ける
筆者のブログでは大企業と中小企業の違いについて他にも色々記事を書いています。
継続的なスキルアップの方法を始め、転職エージェントの利用経験、転職経験についても詳しく記載しています。
宜しければ覗いてみてください!
最後まで読んで頂いてありがとうございましたm(_ _)m
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